なぜ今、岩城滉一なのか?


このところ、俳優・岩城滉一の活躍が目立つ。ドラマでは『ミス・パイロット』に『アリスの棘』、映画では『土竜の歌』など、引っ張りだこだ。岩城と言えばコワモテで知られているが、そのコワモテを敢えて使おうというのには、やはりそれなりの理由があるのだろう。→ ranking

出演作は多いが、代表作がないのは?


岩城が作品を選ぶ基準だが、それは「ギャラ」だと、同じく俳優の石田純一が明かした。「銀座で一晩、豪遊できるくらいのもの」を貰わなければ、首を縦に振らなかったそうだ。普通、俳優は作品や役どころに強いこだわりを見せる。しかし岩城はギャラのほうに強い関心があったのだ。

演技が上手いわけではないが


岩城の演技に対する評価は、実はそれほど高くはない。しかし、役柄として岩城のキャラクターは重宝される。元組長、会社社長、大学病院の教授など、ドラマ内で4、5番手の偉そうな役にこれほど当てはまる俳優はいない。自分の出た作品を観ることはないという岩城。役柄も私生活も『岩城滉一』を頑なに守り続けている