「あまちゃん」を抜いた?


いよいよ最終週に入る、NHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」。その視聴率は過去10年の朝ドラの中で、最高の数字だ。ではこのドラマの魅力は一体どこにあるだろう。→ ranking

まずは「あまちゃん」効果


国民的ドラマともなった「あまちゃん」によって、朝ドラというものが視聴者に再認識されたのが、まずは大きな原因だろう。「あまちゃん」終了後、その流れで「ごちそうさん」を見始めた人も多いはずだ。

やはり食べ物には弱いです


ドラマの中に出てくる料理は、取り立てて高価な食材を使っているわけではないが、「始末」に見られるような工夫が随所に練り込まれている。それらは夕ご飯の献立に頭を悩ます主婦の方々にとってはいい参考となったことだろう。

何よりもしっかりした脚本


「ごちそうさん」は「あまちゃん」のような派手さはなく、どちらかと言えば地味なドラマだ。しかし、家や嫁姑の問題、戦時中の暮らしや思想、そして戦後の復興と動乱の時代を丁寧に描いた内容のあるドラマに仕上がっている。話題性ばかりが先走りする傾向にある中、こうしたドラマが評価されるのは喜ばしいことだ。